このたびGoogle AdSenseの審査を通過しました。
審査に利用したサイトは当ブログです。このブログの最初の記事が2017年8月9日ですから本格稼働から2週間足らずでAdSenseの審査に通ったことになります。
AdSenseの審査申請にあたりネットでいろいろ調べていて「これはさすがに関係なくね?」とか「それは考えすぎじゃね?」と思うことがいくつかあったので、試しに私が審査に無関係と判断した点についてはネット上のアドバイスを全て無視してみました。
その結果、審査は無事通過で、「やっぱりそうだよね。普通にやってれば通るよね。」という結論に至りました。
そこでアドセンス審査について「皆さん考え過ぎじゃありませんか?」と思った点をメモとして残しておきます。
審査通過までの流れ
どなたかの参考になるかもしれないので、まずは審査通過までの流れをご紹介します。
このブログの構想のところから話を始めると長くなるのでドメイン取得から
7月31日
お名前.comでドメイン取得
8月1日~2日
うだうだとWordPressの設置、テーマの選定、アナリティクスとサーチコンソールを設定などして時間が過ぎる
8月3日
プライバシーポリシー、お問い合わせフォームを作成
8月4日~8日
多忙で手を付けられず
8月9日~21日
12日間に10記事作成
8月22日
午前2時59分に審査申請
午後3時に審査通過のメール到着
ドメイン取得から23日間、アドセンスの審査だけなら約12時間で審査通過です。
と言いますか前半うだうだしていなければ実質2週間です。
Googleのいっていることを守っていればAdSenseの審査は通るはず
Googleさんは別に意地悪をしているわけでもなく、ひっかけ問題で騙そうとしているわけでもないのだからGoogle AdSenseプログラムポリシーに反していなければ普通に審査は通るはずというのが私の基本的な考えです。
悪気はないのかもしれないけれどGoogleの日本語は難解ですけどね…
AdSenseプログラムポリシー
AdSenseプラグラムポリシーの詳細はリンク先をご覧いただくとして、審査に際して重要な項目は、コンテンツガイドライン、著作権、Google 広告の Cookie、プライバシーなどです。内容が一部重複している項目もありますがそれだけ重要だということなのでしょう。
コンテンツガイドライン
コンテンツガイドラインには違反コンテンツが列挙されています。
- 成人向けコンテンツ
- 暴力的コンテンツ
- 過度に下品な言葉使い
- 差別、誹謗中傷
- 違法情報またはそれを助長する情報
- 高濃度のアルコールの販売
- タバコの販売
- 処方箋薬の販売
- 武器弾薬の販売
などですね。これらが含まれているサイトは当然審査は通りません。
当たり前のことばかりですが「過度に下品な言葉使い」に引っかかって審査に通らない方は意外といるんじゃないのかなという気がします。
例えば記事中で「(笑)」の代わりによく使う「w」を多用して「wwwwww」なんてなっているのを見るとどこのかの掲示板のようで私にはかなり下品に感じます。
著作権
他人の著作物を無断で使用しているサイトは審査に通らないということですね。
他人のブログから記事をパクッたり、他人の写真や画像を無断で使ったりしてはいかんわけですが、それをどうGoogleが判断しているかが重要です。
と言うのも、例え利用している写真が著作権フリー写真だとしても、審査の段階で一点一点写真が本当に著作権フリーなのかどうか調べないだろうからです。写真や画像があったら審査を通さないということはないでしょうが、怪しいと思ったらはねてくる可能性はあります。
なので、よく言われている「写真や画像は使わない方がいい」というのはある程度真実だと思います。
ちなみに当ブログにはプラグインの解説記事などで画像はたくさん使用していました。
Google 広告の Cookieとプライバシー
「Google広告のCookie」と「プライバシー」はサイトにプライバシーポリシーが必要な根拠ですね。
プライバシーポリシーで
- このサイトはGoogleアドセンスに参加している
- Googleの広告はCookieを利用して情報収集をしている
- 収集した情報の利用法
- Cookieは第三者(広告主等)に利用される
- Cookieは無効できる
- Cookieを無効にする方法
を明記しろということです。
わざわざプライバシーポリシーで明記しろと書いてあるわけですからプライバシーポリシーは必須です。
ウェブマスター向けの品質に関するガイドライン
AdSenseプログラムポリシーの他にもう一つ審査に関わりそうなことがあります。それがウェブマスター向けの品質に関するガイドラインです。
このガイドラインでは「付加価値のあるコンテンツを提供しろ」とか「関連性が高い独自コンテンツを提供しろ」と言っています。
さらにアフィリエイトサイトにも言及されていて「オリジナルのコンテンツがほとんどないアフィリエイト プログラムのようなテンプレートを使用しないでください」とあります。
これが恐らくよく巷で言われている「アフィリエイトリンクは外したほうがいい」の根拠になっていると思われます。
しかし、よく読むとアフィリエイトがダメなわけではなく、品質に関するガイドラインのアフィリエイトを解説したページから引用しますと
商品アフィリエイト リンクを含むページで、商品の説明とレビューを元の販売者から直接コピーし、独自のコンテンツや付加価値を加えることなくそのまま掲載しているもの。
サイトの大部分がアフィリエーションで構成され、独自のコンテンツやユーザーへの付加価値がごくわずかしか含まれていない商品アフィリエーションのページ。品質ガイドラインより引用
このような、コピペでツギハギしたようなコンテンツや大半がアフィリエーションのページはダメよと言っているに過ぎません。
きっちりと商品レビューを行っていたり、他社製品との比較を行うなど付加価値を付与していればアフィリエイトリンクがあっても審査は通るはずです。
「はず」と付けているのは当ブログが審査に通った段階ではアフィリエイトリンクがなかったからです。
コンテンツの質は明記されているが量に関しては何も触れられていない
プログラムポリシーと品質に関するガイドラインで審査に関係ありそうなことは上記のことだけです。あとは「アドセンスがコンテンツに紛れるようにしてはダメ」とか「クリックを誘導してはいかんとか」とか「誤クリックを誘発する配置はダメ」など審査が通ってからの話です。
量に関する
- 審査に通るには何記事必要
- 記事は何文字以上必要
などについてはどこにも書いてありません。
2、3記事ではさすがに少なすぎとは思いますが30記事は必要ないと思います。当ブログで言えば申請時記事数は10でしたし、文章量については6,000文字を超えてるものもありますが少ないと1,600文字程度です。
記事数が増えればサイトの品質が上がるわけではありませんし、文字数が多くなれば記事の品質が向上するわけでもありません。
例えば「目玉焼きの作り方」の記事に5,000文字費やしても水増しになるだけですよね。適切な文章量で書くことこそが品質の向上につながると思いませんか?
あと
- ブログは毎日更新
- 申請中も毎日更新
した方がいいとあちらこちらで見ましたが、当ブログで言えば12日間で10記事で更新していない日が2日ありますし、申請から結果が出るまで12時間しかなかったのもありますが申請中は更新していません。それでも審査は通りました。
数ヶ月更新していないブログをいきなり審査にかけるのはどうかと思いますが、ある程度更新しているのであれば問題ないと思います。
書き忘れました。「SNSのシェアボタン」や「外部リンク」はない方がいいというのも見かけましたが、当ブログでは両方共ありますが審査は通りましたよ。
Google AdSenseの審査まとめ
Googleの基本的な考えは「クライアントから苦情が出るようなサイトには広告を配信しない」ということだと思います。
この考えにGoogleポリシーを加味したのが「AdSenseプログラムポリシー」であり、その基準を示したのが「品質に関するガイドライン」だと思います。
以上を守っていればアドセンスの審査は通るはずです!
前は1次審査と2次審査があったり、さらに前は2、3記事でも審査に通ったこともあったりで審査の方法や基準はかなり変わるので単純にこれなら大丈夫とはいえませんが、基本となるのは「AdSenseプログラムポリシー」でこれに反しない限りあまり難しく考える必要はないと思います。
ちょっと話はそれますが、審査用サイトを用意するのは独自ドメインではないサイト(はてなブログやライブドアブログ)にアドセンスを利用したい場合は仕方ないですが、アドセンスを利用したいサイトが審査に通りそうもないという理由で審査用サイトを用意するのはいかがなものなかと思います
と言うのも、この記事で見てきたように「AdSenseプログラムポリシー」と「品質に関するガイドライン」を満たしていれば審査は通りますが、逆に言えば「AdSenseプログラムポリシー」と「品質に関するガイドライン」に反しているサイトは違反サイトでありアカウントの停止・剥奪の対象になるからです。上手いこと審査を通って目的のサイトにアドセンスを導入したとしてもチェックが入ればおしまいです。
審査はアドセンスを利用するサイトで受けるのが筋だと思います。
アドセンス審査基準と違反基準は同じはずです。
ちなみに、当ブログはまだ新しいブログですがもちろん審査用ブログなどではありません。いつまで続くかはわかりませんが当面は続けるつもりですよっ!
コメント