平成一の寒さが襲ったあの日、深夜のトイレがあまりに寒すぎたのでトイレ用暖房を導入することを決意しました。
今年に限らず冬場のトイレ、脱衣所、浴室(一番風呂時)は寒いので前からヒーター欲しかったんですが、ようやく購入を決心しました。
どれを購入しようか迷ったんですが、結局アイリスオーヤマのセラミックファンヒーター(人感センサー付き LED照明付き)【JCH-12DL-B】を購入したので軽くレビューします。
ヒートショックが怖い
私の父は2010年に脳動脈瘤の処置手術を受けています。
この時はひどい頭痛がすると言うので病院に連れて行ったら、MRIを撮られ9ミリほどの動脈瘤が脳に見つかりました。幸いにも破裂する前に発見したので処置手術で済んだのですが(と言ってもまあ大変でしたよ…)、血圧が高いことを指摘されました。
食生活の改善やら何やらで今では平常の血圧に戻りましたが、それでも急激な温度の変化などで血圧が上がったりするのは良くありません。
ヒートショック対策が必要というわけです。
ニュースなどで事故が報道されることがありますが、家の中でヒートショックを警戒しなければならないのはトイレ、脱衣所、浴室です。
父のためにも暖房が必要だったわけです。
私自身は血圧は普通ですが、それでもトイレが寒いのは嫌ですからどのみち暖房を導入したとは思います。
トイレ用暖房の選択肢
トイレ用といいますか狭い場所に工事無しで設置できる暖房器具は調べてみるといくつか種類がありました。その中で家のような環境と目的に適した機器はどれなのか検討しました。
常時稼働させておくタイプ
サーモスタットが付いていて室温を一定に保つことができる製品です。
例えばこちらのパナソニック製のファンヒーターDS-F704-Wがそうです。
室温が設定温度より下がると作動して設定温度に達すると自動で止まるので、常に室温は一定温度以上に保たれます。
機能的にはこのタイプが最もトイレの暖房にあっているのではないでしょうか?
常に室温が一定以上に保たれるのでヒートショック対策にもぴったりです。
ただし、温度が常に保たれるということはスイッチは入れっぱなしなわけで電気代がちょっと心配ですね。
あと、ちょっとした外出で家に誰もいない状態になる時にスイッチを入れっぱなしにするか切るかも悩みますよね。誰も家に居ないのに暖房器具が動いているというのもなんか心配になります。
人感センサータイプ
今回導入したのはこのタイプで、アイリスオーヤマのJCH-12DL-Bです。
人感センサータイプは人が近づくのを感知すると作動し、人がいなくなるのを感知すると自動で停止します。
連続運転もできますがサーモスタットが付いていないのでスイッチを切らない限り温風が出続けます。
人感センサーモードにしておけば人がいるときだけ温風が出るので電気代もそれほど心配なさそうです。
しかし、人が来てはじめて動作して温め始めるので夜のトイレなどは暖まるまでに時間がかかるかなという心配がありました。
人感センサー+温度調整機能付きタイプ
温度調整と人感センサー両方の機能を併せ持った製品もあります。
例えばこちらのアイリスオーヤマのJCH-12DHがそうです。
人感センサーモードで使えば人がいるときだけ作動するので経済的ですし、室温を保ちたい時には室温を設定して運転させればいいので大変便利ですよね。
けれどトイレを常に18度に保ちたいなら常時可動タイプで済みますし、人がいるときだけ温風が出るのでよければ人感センサータイプでいいですよね。両方の機能があるのは便利なような気がしますが、使う機能はどちらかというご家庭が多いのではないでしょうか?
温度調整ができて、人感センサーもついている製品はどれも本体が若干大きくてトイレにはちょっとという感じもします。それに機能が多い分お値段も高いですね。
我が家では結局人感センサータイプJCH-12DL-Bを購入
上の3製品に絞り込んで検討した結果、結局人感センサータイプのJCH-12DL-Bを購入しました。
アイリスオーヤマのJCH-12DL-Bに決めた理由は
- たとえトイレのような狭い場所でもずっとつけっぱなしは電気代が心配
- 1畳もないような狭いトイレなのでなるべく本体は小さい方が良い
- 人感センサーモードで12時間感知しない状態が続くと勝手に電源が切れる
- 600W/1200Wの出力調整ができる
夜間のトイレの暖まるまでの時間が少し心配でしたが結局これに決めました。
アイリスオーヤマJCH-12DL-Bを使ってみての感想
我が家での使用条件は
- 基本的にトイレ(0.8畳位)に設置して使用
- 入浴前に脱衣所と浴室を暖めるのにも使用
- 朝台所を温めるのにも使用
という感じです。
操作は非常に簡単
JCH-12DL-Bの操作は上面にあるパネルで全て行います。
操作と言っても照明のオンオフ、ヒーターの出力切り替え、センサーモード(人感センサーモード)と連続モードの切替、電源スイッチしかないので非常に簡単です。
照明というのは
前面上部左の白い半球状の部分がLEDライトになっていて上の画像のように点灯します。ちなみに右の白い半球状の部分が人感センサーです。我が家では点灯させていませんが寝室など暗い部屋で使うには便利かもしれませんね。
夜間のトイレの室温はそれほど心配いらなかった
JCH-12DL-Bは人感センサータイプなので人が来てから温め始めるので一番冷える夜間のトイレが心配と再三書きましたが、結局心配はいりませんでした。
使用するたびにトイレが暖められ使用後冷えていくことになりますが、トイレは密室でおまけに狭いので完全に冷え切ることはありませんでした。トイレの戸を引けば5秒ほどで温風が吹き出すので足元も暖かいですし、夜トイレに行って体が冷え切ってしまうことはなくなりました。
ただし我が家は4人家族で就寝前のトイレ使用が多いのでかなり暖まった状態になりますが、一人暮らしだったらかなり室温は下がってしまうと思われるのでこのあたりは割り引いて考えてください。
それとトイレに長居すると若干汗ばむくらい暖かくなってしまうので、長居する際は手動で電源を切って使っています。トイレが長い方は温度設定ができるタイプが良いかもしれません。
脱衣所と浴室で大活躍
我が家の習慣上私がいつも最初に入浴するのですが、脱衣所、浴室の寒さにはホント難儀していました。
少しでも暖かくなるようにシャワーを出しっぱなしにしたり、お湯を張っている間浴槽の蓋を開けたままにしていましたがこんなのは焼け石に水でほとんど暖かくなりません。
そこでJCH-12DL-Bを使ってみることにしました。
うちはトイレと脱衣所と浴室が隣接しているのでトイレのコンセントに繋いだ状態で、脱衣所と浴室を暖めることができます(要するに狭いのです)。
トイレから引っ張り出してきたJCH-12DL-Bを浴室に向け他状態で脱衣所に置いて600Wで15分間(お湯がたまる時間)連続運転してみました。
すると15分程度動かしただけでも湯を入れ始める直前まで浴室の窓をあけているのでほぼ外気温と同じくらいまで冷えていた浴室が寒くない程度に暖まりました!
翌日1200Wで同じように15分連続運転をしてみたら、寒くないどころか暖かくなっていました。測ってみると最初9℃だった室温が20℃手前くらいまで上がっていました。
ただし、うちの浴室は1.5畳くらい、脱衣所が0.5畳くらいとかなり狭いので豪邸ではもうちょっと運転時間を伸ばさないといけないかもしれません。
私は寒くなければいいので600Wで15分という使い方をすることにしました。
この使い方ならタイマーがついてる製品が良かったかもと思ったことも申し添えておきます。
JCH-12DL-Bを買って満足
最後に良かった点と不満な点をまとめておきます
JCH-12DL-Bを買って良かった点
トイレが冷え切ることがなくなった
一番大きな目的がトイレでしたからこの点は満足です。私は夜中に仕事をすることが多いのでホント助かっています。
浴室と脱衣所が寒くなくなった
トイレ用に買ったんですが効果としてはこちらのほうが大きくてホント買ってよかったですね。これからは震えながら服を脱いで浴槽に飛び込まなくても済みます(←体に悪そうですよね)。
JCH-12DL-Bの不満な点
音が少し大きい
思っていたよりも稼働音が大きいですね。家はトイレなどでの使用なのでかまわないのですが、寝室などでの使用するには気になる大きさかもしれません。
風量がもう少しあったほうが良かった
稼働音との兼ね合いで難しいのかもしれませんがもう少し風が強くでてくれるとさらに暖かさを感じられるのに…、惜しいですね。
タイマーがついているとなお良い
先程も書きましたが脱衣所などを暖めるならタイマーがついているといいですね。もしくはサーモスタットがついてる温度設定できるタイプでもよかったと思います。タイマーなどがなくシンプルな製品だとわかって買っているので、不満というわけではないですがこれから購入をお考えの方に参考になればと思います。
少し大きいけど人感センサーと温度調整の両方の使い方ができるJCH-12DHでもよかったかも…
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