サイトの表示速度が遅いとイライラしますよね。
表示速度が遅いと閲覧者をイライラするだけではなく様々な弊害をもたらすので、サイトの表示速度は速いに越したことはありません!
表示速度が遅いことで起こる弊害
表示速度が遅いと
- 回遊率低下
- 検索順位低下
が起こります。
回遊率の低下
サイトの表示速度が遅いと閲覧者が気になるタイトルの記事リンクをみつけてもクリックしてくれる率が低くなります。これが回遊率の低下です。
この記事読みたいけど、このサイト遅いから見るのをやめておこう
となるわけですね。
リンク先のページを見てくれていれば商品を買ってくれたかもしれないんですから、非常にもったいないですよね。
検索順位の低下
Googleなどの検索サイトはサイトの表示速度を評価ポイントにしていて、同じようなクオリティのページがあった場合表示速度が速いサイトが優先的に表示されます。
つまり表示速度はSEOにも関係があるということですね。
表示速度が遅いと売上が減少する
表示速度が遅いと検索順位が下がりユニークアクセス(UU)も減りますし、回遊率も低いのでページビュー(PV)も減ってしまいます。これらは相互に影響するのでまさに負のスパイラルです。
読まれる記事数が減るわけですから表示される広告数(インプレッション)も減ってしまいますし、ランディングページ(LP)への誘導率も低くなります。
この結果売上も減少してしまいます。
収益ももちろん大切ですが、表示速度が遅いと閲覧者をイライラさせるので単純に良くないですよね。WordPressはただでさえ表示が遅いので、ユーザービリティ向上のためにも高速化は必須ですよ。
簡単にできるWordPress表示速度アップ法
この記事では簡単にできて効果の高い方法を中心にご紹介します。
プラグインの見直し
表示速度を向上させるには遅くなっている原因を排除するのが効果的です。
WordPressはインストールされているプラグインが増えれば増えるほど表示が遅くなります。WordPressにはたくさんの便利なプラグインがあってたくさんインストールしたい気持ちはわかりますが、それが原因で表示が遅くなっては意味がありませんよね。
- そのプラグインが本当に必要か?
- 同種の機能でより軽いプラグインはないか?
検討してみて下さい。
動作を特に重くするプラグイン
よく「おすすめプラグイン」、「必須プラグイン」として紹介されているプラグインがありますが、その中にも表示速度を遅くするプラグインがいくつかあるのでご紹介します。
All in One SEO Pack
これは本当に重いので使わない方が良いですね。
これがないとSEO対策できないじゃん?
と思われるかもしれませんが、有名所のテーマを使っているのであればAll in One SEO Packで施されるSEO対策は既になされているので不要です。All in One SEO Packを使うことによってcanonicalタグなどが重複して、むしろSEO的にマイナスになることさえあります。
Jetpack
Jetpackは多機能でこれを入れれば他のプラグインが不要になるので一見有利そうですが、基本部分が重いので大抵の場合マイナスの効果の方が大きくなります。
Akismet
AkismetはWordPressに最初からインストールされているプラグインなので利用している方も多いですが、Akismetも表示を遅くするプラグインです。一度切ってみればすぐにわかりますよ!
スパム対策どうするの?
とおっしゃられるかもしれませんが、スパム対策ならreCAPTCHAがあります。reCAPTCHAも若干重いですがAkismetに比べたら断然ましで効果も高いのでおすすめです。
WordPressへのreCAPTCHA導入についてはこちらの記事を参照して下さい

画像の点数を減らし圧縮する
画像を利用するとブログが華やかになるので見栄えは良くなりますが、画像を使えば使うほど表示速度は遅くなります。
- その画像は本当に必要か?
- 必要以上に大きな画像を使用していないか?
検討して不要であれば削除したり小さな画像に差し替えて速度を向上させましょう。
その上で「EWWW Image Optimizer」などで画像を圧縮してファイルサイズ自体を小さくするとさらに表示速度が向上します。
SNSボタンのシェア数を表示しない
ブログにSNSボタンを設置している方は多いですよね。
SNSボタンはシェアされればPV向上を期待できるのでありがたいのですが、表示に時間がかかりますよね。特にシェア数を表示するようにしているとさらに時間がかかります。
SNSボタンは必要なのかもしれませんが、カウント数表示は必要でしょうか?
私は不要だと考えています。管理者が数字の把握ができればそれで十分です。
それと、何年もブログを運営しているのにボタンを滅多に押されないとか、SNSボタンが不要な種類のブログならSNSボタン自体削除してもいいと思います。
CSSやjavascriptの最適化
page speed insightsで「CSSを縮小する」、「javascriptを縮小する」という警告がよく出ますよね。
この警告はプラグイン「Autoptimize」でCSSやjavascriptを圧縮することで出なくなります。
ついでに「Autoptimize」でCSSやjavascriptの結合を行うとさらに高速化できます。
「スクロールせずに見えるコンテンツのレンダリングをブロックしているavaScript/CSS を排除する」という警告もよく出ますが、こちらはプラグイン「JavaScript to Footer」や「Head Cleaner」である程度対応できます。しかし、ブログのデザインが崩れたりすることがあるので対処できない方にはおすすめできません。
リビジョンの削除
WordPressは記事の訂正などをするとその都度リビジョンが増えていきます。過去の状態に戻せる便利な機能ですがリビジョンが増えるたびにデータが肥大化してしまいます。
データが増えるとWordPressの動作が遅くなる原因になるので不要なデーターは消してしまいましょう。
プラグイン「WP-Optimize」は投稿リビジョン、自動下書き、未承認コメントなどを削除してくれます。おまけにデータベーステーブルの最適化もできるので大変便利ですよ。
WP-Optimizeの使い方をエントリーしました

キャッシュプラグインを利用
表示速度向上と言えばキャッシュプラグインの利用が最初に思い浮かぶと思いますが、キャッシュプラグインは一筋縄ではいかない事が多いですよね。
- テーマによって相性が悪い
- インストールするとゴミがサーバーに大量に発生しアンインストールしても消せない
- サーバーパワーを必要とし貧弱なサーバーでは却って遅くなる
などの問題が発生することがあります。
キャッシュプラグインは最適に設定しないと弊害が多いのでよく調べてからインストールするようにしてください。調べてもよくわからなかったら余計なトラブルを抱え込むことになるので、キャッシュの利用は諦めた方が吉です。
表示速度高速化まとめ
簡単にできて効果が高いことを重点に高速化する方法をご紹介しました。中にはキャッシュプラグインの利用のように簡単とは言い切れないものもご紹介しましたが、プラグインを利用して対応できるということでご紹介しました。
しかし、以上の対策をしてもまだ表示速度が遅い場合があります。
それはWordPressの設定やプラグインのせいではなく、ほとんどの場合サーバーに原因があります。
サーバーが原因の場合は利用者ではどうすることもできないので、速いサーバーに移転することでしか解決できません。表示速度にまだ不満がある場合はサーバー移転も視野に入れましょう。
私がさくらのレンタルサーバーからmixhostへ移転したときも移転しただけでブログがスムーズに表示されるようになったので、サーバーを変えるだけで驚くほど早く表示ができるようになることもありますよ!
WordPressを高速表示できるレンタルサーバーはサイトのSSL化も無料でできて1ヶ月990円から使えるエックスサーバー か、さらに費用を安く抑えたい方はSSL化が無料でできてアダルトサーバーも利用できて1ヶ月99円から使えるMixHost
がおすすめです。
ちなみに当ブログはmixhostで運営しています。
コメント