2018年7月現在おすすめのWordPressテーマを2つご紹介します。
前回WordPressテーマおすすめ記事を書いてから1年くらい経ちますが、同じようなことを書いても仕方がないので今年は表示速度にこだわってテーマを選んでみました。
Cocoon(コクーン)
Cocoonは人気テーマSimplicity2の作者わいひらさんが作成したSimplicity2の後継テーマです。2018年の3月位からβ版を配布してバグフィックスを行いこの度7月1日に正式版Cocoon1.0.0の公開となりました。できたてホヤホヤのWordPressテーマです。
アフィリエイト向きテーマ
STINGER PLUSで運営していたアフィリエイトブログがあったんですが、Cocoonのβ版が配布され始めてすぐにテーマをCocoonに変更しました。200記事以上あるブログだったのでテーマの変更はそれなりに大変な作業になるとわかっていましたが、それでもテーマ変更を敢行しました。
それはなぜかと言うとCocoonには
- ランキング作成
- アフィリエイトタグ管理
- アドセンスを表示する記事を任意に記事単位で選べる
- 吹き出し作成
などがプラグイン無しでできるからです。プラグインをなるべく減らすというのは私のテーマでもあります。
特に私が便利だと思ったのがアフィリエイトタグのショートコード化ができることです。アフィリエイトタグをショートコード化しておくとアフィリエイトタグの張替えが一つ直すだけで済んでしまいます。
アフィリエイトタグのショートコード化は以前こちらのエントリーで紹介した方法でやっていました。

Cocoonではプラグインポストスニペットなしで同じようなことができてしまいます。
ランキングはアフィリエイトブログにはつきものですがCocoonではランキングもいくつでも簡単に作成でき、ショートコードで管理できます。ランキングを置きたい場所にショートコードを書くだけでランキンを載せることができるのはアフィリエイターにとっては大変便利です。
この記事にはアドセンスを貼りたくないなという場合はウィジェット系のプラグインが必要でしたが、Cocoonに変えてからはプラグイン不要でできるようになりました。

吹き出しもこのように簡単に利用できて、画像部分は自分の好きな画像に変更して使用できます。
他にもカルーセルスライダーが簡単に作れたり、記事作成で各種ボックスやマーカ装飾やボタンなどが簡単に使えたりととにかく多機能です。
スキンが同梱してありデザインの変更も簡単
独自のデザインに変えたい場合はさすがに自分でやらなければなりませんが、見栄えがよければそれほどこだわらないという私のような人にはスキンが同梱されているのは大変ありがたいです。
Cocoonには既にいくつかスキンが同梱されていて可愛らしいデザインやかっこいいデザインに設定一つで変更できます。
AMP対応
CocoonはもちろんAMPにも対応しています。設定でブログ全体をAMP化できAMPページを作成したくないページは個別で設定できます。
秀逸なのはAMPページのデザインが元ページのデザインとほぼ変わらない点です。AMPページとひと目ではわからないくらいに再現されます。
高速表示も抜かり無い
Cocoonは表示速度も高速です。Simplicity2よりもちろん高速ですし。余計なプラグインを入れたりせず設定をきちんとすればPageSpeed Insightsで満点をとることも可能です。

Luxeritas(ルクセリタス)
Luxeritasは当ブログでも利用させていただいているWordPressテーマです。Luxeritasも先ごろ2.xから3.xにバージョンアップしました。
Luxeritasはとにかく高速
LuxeritasはPageSpeed Insightsで満点をとることも可能ですし、他のページ評価でもCocoonよりも良いスコアを叩き出します。
テーマをLuxeritasに変更するだけで高速化されますが、公式サイトで紹介されている高速化法を導入すると更に高速化されます。恐らく有料無料問わず全てのテーマの中で最も高速表示できるテーマだと思われます。
3.x系で追加された機能
Luxeritasは多機能なので今回のバージョンアップで追加された機能を紹介します。
- デザインファイル機能
- ショートコード・定型文の登録機能
- シンタックスハイライター
- 吹き出し機能
- ウィジェット & ウィジェット領域の表示・非表示切り替え機能
- サムネイル管理機能
- サムネイル一括再作成機能
公式サイトより引用
デザインファイル機能とはLuxeritas用に配布されているデザインファイルを使うことで簡単に外観を変更できる機能です。既に10種類以上のデザインファイルが配布されておりブログを好きなデザインに変更することができます。
ショートコード・定型文の登録機能は定型文を登録しておき一発で呼び出したり、phpコードや各種タグをショートコード化できる機能です。この機能を使えばアフィリエイトタグの管理も簡単にできます。
この他にも従来からあるカルーセルスライダー、SNSカウントキャッシュ機能、目次自動挿入機能などももちろん使えます。
AMPにももちろん対応
LuxeritasはAMPページの作成も設定一つででき、記事単位でAMPの無効化もすることができます。外観がほぼ変わらないAMPページが生成されるので躊躇することなくブログをAMP化することができます。

CocoonとLuxeritasどちらがおすすめ?
内部SEO的にはどちらも完璧だと思われるので選ぶ際に内部SEOのことは考えなくても大丈夫です。
機能的にもLuxeritasが2.xから3.xになったことでほぼ同じことができるようになったためこの点もあまり気にしなくても大丈夫そうです。
が…
表示速度にこだわるならLuxeritas
PageSpeed Insightsではきちんと設定すればどちらも100点を取ることができますが、他のページスピード計測サイトではLuxeritasの方に部があるようです。環境によって逆転する恐れもありますが私が試してみたところLuxeritasが早かったですね。
アフィリエイターならCocoon
Cocoonにだけランキング作成機能があるのもアフィリエイターにおすすめする理由ですが、ショートコードによるタグ管理がCocoonの方が直感的で私には使いやすかったです。
それとCocoonは各種BOX、文字の装飾(マーカーなど)も簡単に利用することができるので、Cocoonの方が華やかな見た目の記事を簡単に作成できるのがおすすめです。
WordPress初心者の方には
どちらのテーマも多機能なので初心者の方にはどこで何が設定できるのかわかりにくくとっつきにくいかもしれません。しかし全ての機能を使わないといけないわけではなく、よく使う機能というのは各人決まっていると思うので慣れてしまえばどうということはありません。
それでもあえて初心者の方におすすめするとすればCocoonですね。
Luxeritasは要求する知識量が多く少し調べてからでないとわからなかったりが割とありますが、Cocoonでは細かい設定をしないのであれば直感的に使えるのでWordPress初心者の方にはCocoonが良いと思います。
例えば吹き出し機能は両テーマ持っていますが、Cocoonの吹き出しはデフォルトで良ければすぐに使えるけどデザインの変更は少し面倒、Luxeritasの吹き出しはちょっとわかりにくいけれどデザインの変更は管理画面からできると言う感じですかね。Luxeritasは知識がある人なら「この方が早いしわかりやすい設計」とでも言えば良いのでしょうか。
PageSpeed Insightsの仕様変更
ここから先は2018年11月29日に追記しています。
2018年11月15日くらいにPageSpeed Insightsの計測方法に変更があったようです。
その影響によりWPテーマCocoonを使用している当ブログの大幅に評価が下がってしまいました。
特にモバイルのスコアの落ち込みが激しく今まで90を割ったことなどなかったのに
この有様です。
PCの方は影響はないんですけどね。
レスポンシブなので同じ情報を読んでいるはずでこれほど違いが出るとは思えないんですが、実際でてしまっています。
WPテーマCocoonの配布サイトも計測してみるとモバイルのスコアがよろしくありません。
ちなみにLuxeritasの配布サイトは仕様変更後もハイスコアを叩き出しています。
体感的に速度にこれほど違いがあると感じられないのですがこのような結果になっています。
当ブログでも一時的にLuxuriousに変更してみるとハイスコアを叩き出せました。
というわけで、現状この様になってしまったのでPageSpeed Insightsのスコアを気にする方は当面Luxeritasがおすすめということになりそうですね。
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