解説記事を作成している時にどこまで詳しく説明したらいいのか悩みませんか?
私はかなり悩みます。
アフィリエイト絡みの記事だと詳しく書き過ぎると売上が減ってしまうこともあるので特に悩みます。
未だに悩み続けているわけですが、恐らくいくら考えたところで答えはないし結局はさじ加減(バランス)ということなんですよね。
このエントリーでは私の現時点での「さじ加減」を書き残しておきたいと思います。
詳しく書くことのメリット・デメリット
まずは詳しく書くことによってどんな良いことと悪ことがあるのか整理してみます。
詳しく書くことのメリット
理解が深まる
そもそも詳しく書く目的がこれですよね。アフィリエイトの場合、読んでいる人の理解が深まれば商品やサービスの購買意欲を高め自分の利益が増やすのが狙いです。
記事のボリュームが増す
詳しくかけば書くほど文章量が増えるわけですから記事のボリュームは増えます。記事のボリュームが増すとSEOに有利になるという説もありますよね(私はこの点は懐疑的ですが)。
詳しく書くことのデメリット
くどさが増す
知っていることを説明されると人はくどさを感じます。そしてくど過ぎると嫌気を催し離脱してしまいます。
バカにされているような気がしてくる
くどさと似ていますが、あまりにも簡単なことを説明されると人はバカにされているような気がしてきて離脱してしまいます。
詳しく書かないことのメリット
詳しく書かないことのメリットもありますよね。
文章を書く手間、説明するのに必要な図や画像の作成の手間が不要になるので、時間と労力の節約になる。
2記事作成する時間で3記事作成できるようになったりするということですね。
問題点の整理
まとめると
詳しく書くことによって、説明が足らなかったばっかりに成約に繋がらないという事態を避けることができるかもしれないが、文章が長いと説明の途中で離脱してしまい成約につながらない可能性が増える。
ということですね。
そこでさじ加減ということになるわけです。
同じ説明は不要
WordPressのプラグインの解説記事を例にしてみましょう。
記事の構成例
一例ですがWordPressのプラグイン解説は
- こんなことでお困りではありませんか?
- 困りごとを解決できる便利なプラグインがあるんですよっ!
- プラグインのインストール方法
- プラグインの設定と使い方
- 注意点またはまとめ
こんな構成になると思います。
プラグインのインストール方法はほとんどの人が知っているが…
上記構成で問題になるのは
WordPressプラグインの解説記事を読みに来る人のほとんどはインストール方法を知っている。
ということです。
知ってる人にとってはインストール方法は余計な情報でしかなく、イライラしながらマウスのホイールをクルクルさせて読み飛ばすことになります。悪くすると読み飛ばすだけでなく別のサイトへ行ってしまうこともありますよね。
一方インストール方法を知らない超初心者にとっては、一連の流れでインストール方法を解説してあった方が親切ですよね。
で、どちらを取るかになるわけですが、9割以上を占めるであろうインストール方法を知っている人を苛つかせない前者を取るべきです。
そして1割弱のインストール方法を知らない人が困らないよう(インストール方法を調べに他のサイトへ行かせなため)に、インストール方法だけを書いた記事へのリンクを貼るべきです。
必要な人は情報を得られるし、作成側にとってはPVも増えるので私はこのやり方で記事を作成しています。
※製作者サイトだけからダウンロードできるプラグインのような特殊なプラグインはこの限りではありません(←このような文章もいらない気がしますね)
他の場面への応用
このやり方は他の場面にも応用できます。
ちょっと抽象的な表現になりますが、数式を書く際に
Aa+Ab+Ac+Ad
という書き方はせず
A(a+b+c+d)
と書きますよね?
要するにこれと同じことで、同じ説明があるなら別のところに抽出しておいてあとはそれを再利用すれば良いいのです。
省略してはいけないこともある
くどくても保身のために省略してはいけないこともあります。
プラグイン解説の例で言えば「プラグインをインストールする際には万が一に備えバックアップを取っておきましょう」や「プラグインのインストールは自己責任において行ってください」のような注意書きは記事毎に書いておいた方が良いですね。
「そんなの常識じゃん」と言うことでも、常識は人それぞれですし世の中には言いがかりのような苦情を言ってくる人もいるので保身のためにも必要です。
アマゾンの商品レビューで規格の違うメモリーカードを買って「自分の持ってるカメラで使えなかった」という理由で星1つの評価をする人っていますよね。こちらの常識が通用しない人、自分の落ち度なのにそれを棚に上げて文句を言ってくる人もいるので、注意書きがあるからと言って苦情がなくなるわけではないんですけどね。無いよりはましです。
登録方法の解説も悩みどころだけれど
アフィリエイトの案件には資料請求や会員登録のように成果ポイントが登録時点なものがありますよね。それらをここではまとめて登録案件と呼ぶことにします。
登録方法なんて簡単
どんなサービスでもクライアントは登録して欲しいわけですから、登録は簡単に行えるようになっています。
どの登録案件でもアフィリエイトリンクの遷移先ページを開けば、誰でも簡単に登録できる登録フォームが用意されています。
中には法律で登録に年齢確認が必要なサイト、クレジットカードの登録も必要な登録案件もありますが、それでも簡単なことには変わりありません。
登録方法の解説は不要と考えていた
登録は簡単なのでリンクボタンや文字リンクで「登録はコチラ」とでもしておけば十分とアフィリエイトを始めたばかりの頃は考えていました。
登録フォームはどこをクリックしたら開くとか、どこに何を記入すればいいのかとか、最後に「登録」をクリックしろなど、誰でもわかることをいちいち説明するのは読者にかえって失礼だと思っていました。
実際、入力項目が多い少し複雑な登録案件で
のように登録解説ページへのリンクボタンを設置してみても、登録方法をクリックしてくれる人はほとんど無く「登録はコチラ」から普通に登録してくれる人ばかりでした。
みてくれる人がいないなら解説ページは不要ですよね。
登録方法解説を作ってしばらくすると
せっかく登録方法解説を書いたのだからと消すこともないだろうとそのままにしておいたら、しばらくすると変化が起こりました。
それは「登録方法」リンクを踏まれるようになったわけではなく、「〇〇登録方法」という検索ワードで登録方法の記事へ直接訪れる人が出てきました。
しかも、閲覧するだけではなくその解説記事から登録してくれる人までいました。
どれほど詳しく書いておすすめしても登録件数は限度があるのに、「〇〇登録方法」で訪れてくれた人はその記事だけみてさっと登録してくれるんですから嬉しい半面複雑なものもありました。
儲けに繋がるのなら登録方法は解説はあった方が良い
もちろん登録件数自体はサービスの解説をしている記事の方が多いのですが、登録方法の解説記事も馬鹿にできないくらいの件数があります。
記事があることで儲けにつながるのなら登録方法の解説はあった方が良いですよね。
というわけでメールマガジンの登録案件のようなメールアドレスを登録する超簡単なものを除き、ほとんどの登録案件で殆どの人には不要と思いつつも一応登録方法記事を作るようにしています。
アプリダウンロード方法はさすがに不要だった
スマートフォンのアプリをインストールすると報酬が発生する案件もありますよね。
アプリのダウンロードなんてそれこそスマホを利用している人ならわかるわけですが、登録方法の例もあるのでスケベ心を出してダウンロード方法の記事を書いてみたことがあります。
こっちはダメでしたね。
ダウンロード方法からダウンロードしてくれる人は1人もいないばかりか、調べてみたら「〇〇ダウンロード方法」の検索ボリュームも殆どありませんでした。
まさに無駄な労力でした!
それにアプリごとのダウンロード方法を解説記事を作成すると同じような記事ばかりが量産されてしまいSEO的によくないので、サイト全体の評価を下げることにもなりかねません。
iTunesとGoogle Playからダウンロードするアプリについてはダウンロード解説は不要ですね。
説明量のさじ加減まとめ
- くどさを感じさせない文量量
- 利益になるなら簡単なことでも説明する
最終的には「かかる労力」と「得られる収益」のバランスですね。
ただ、サイトが育ってサイトパワーがついてくると同じ記事作成労力でも得られる収益が増えてくるので、サイトが育ってきたら記事の文章量や質の見直す必要もあるかもしれません。
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